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ダチヒロです。こんにちは。

このたび一身上の都合により、クラクラの第一線から身を引くことにいたしました。といっても引退ではなく隠居です。どう違うのかはこれからご説明しますので、しばらくお付き合いください。

俺がクラクラを始めたのは一昨年の7月でした。最初に参加したのは作りたての10人に満たないクランで、対戦10回くらいはそこで過ごしました。ですが、チャットで何かを提案しても援軍要請に流されてしまう無関心っぷりに嫌気がさして抜けました。いい人もいたんですけどね。無関心が多数派を占めた組織はもう救えません。実際、そのクランは既に廃墟となっています。

話がそれますけど、「お先にありがとうございます」は良くない風習だと思っています。誰が言い出したのか知りませんが、便利な言葉ですよねこれ。便利すぎて多用するとチャットへの無関心を煽ることに繋がりかねません。会話に入らなくてもとりあえずお先にってお礼は言っておいたから大丈夫、などと勘違いする輩が出てきてしまいます。いくない。やめようお先にキャンペーン。

話がそれました。次に入ったのがパンドラの前身にあたるクランでした。ここでは前向きな仲間にも恵まれ、以来ずっと一度も脱退はおろか休憩もすることなく続けることができました。気がついてみれば今やクランでも二番目の古株です。こんなに続くとは思いもしませんでした。なお、最長老はもちろんリーダーのFrankelさんです。

クラン運営に携わるようになり、心がけてきたのは「長く続けられるクランであること」でした。これは自分自身のためでもあります。生活の中心には仕事と家庭の二本柱がどっかりと居座っており、クラクラのために割ける時間なんてごくわずかしかありません。俺の場合は通勤電車と会社のトイレが主戦場でした。それで足りないときは会社帰りに喫茶店(スタバではない)へ寄り道して時間を作っていました。要したのはその程度の努力だけです。

長く続けられるクランにするという試みはそこそこ上手くいったと思います。パンドラはわりと大人率が高くて、既婚者や主婦の方にも多く来ていただけるクランになりました。皆が限られた時間の中でクラクラを思い切り楽しんでいる姿を見るたびに、本当にいいクランを作ることができたと嬉しく感じています。忙しくて時間がないけどクラクラを本気で楽しみたい人が最後に叩く門、それがパンドラだと自負しています。ええ、この表現はパクリです。

当初は20名に満たない人数で立ち上げたパンドラの箱庭も80名を超え、最近はクイキン戦のようなイベントまで開催できるようになりました。それを支えている幹部・長老の運営陣は有能な方ばかりです。俺がいなきゃパンドラは回らない……と以前は思っていたこともあるのですが、今ではもうほっといても大丈夫でしょという安心感がすごいです。むしろ俺がボトルネックになってるケースのほうが多いんじゃないかと。いい人材に恵まれました。

そんなわけでクランの今後についてはかけらも不安がなく、これからも盤石だと感じている状況で、転機になったのが今月末に控えたリアルでの引っ越しです。引っ越し自体は昨年からの既定路線でしたからそのことへの動揺はありません。ただ、やっぱり直前になると気分が高揚してきまして、今は頭が完全に仕事モードへ切り替わってしまいました。いよいよ始まる新しい土地での仕事に胸熱なのです。なおかつ、引っ越しによって単身赴任な生活も終わり、愛する家族との暮らしが再開します。今までクラクラに回していたわずかな時間も仕事と家庭に振り向けたい、そんな心境になりました。

とはいえクラクラを完全に投げ出すには愛着があります。Twitterのヲチャー活動も続けたいし、クラクラ英雄伝の続きも書きたいし、アチャコbotの機能追加もしたいです。違います、クラクラそのものと関係ないように見えますが気のせいです。とにかくなによりクラクラで知り合った皆さんとまだまだ遊んでいたいという思いがあります。

そこで出した答えが「隠居」でした。「引退」だとクラクラをやめてしまう際に使われることが多いため、誤解されないよう隠居を名乗りたいと思います。引退の一歩手前くらいに思っていただければ。

具体的にはどういうことかと申しますと。
  • パンドラでの役職はすべて辞します。普通のクラメンに戻ります。
  • 休憩クランの「ラプラスの箱庭」に移ります。普段の対戦とトロ上げは放棄し、ゆるゆるまったりファーミングな農耕生活で余生を過ごします。
  • 気になるイベントがあれば参戦します。隠居の身であってもたまには昔取った杵柄を見せてやります。
  • Twitterとブログは相変わらずの不定期更新で続けます。ますますクラクラと関係ない内容になること請け合いです。
こんな感じのスタンスでクラクラと向き合っていくつもりです。

これまでずっとクラクラはiPhoneのホーム画面1枚目にいました。これからもアンインストールはしません。でも、1枚目じゃなくてもっと後ろのページへ移動させます。そういう位置づけに自分の中で変えます。

前述のとおり、長く続けられるクランを作ることを考えてきましたが、今後はまた違う形でそれを体現できればと思っています。月に1回とか年に数回とか、気が向いたときだけひょっこり戻ってきて対戦していくような遊び方をする人がいてもいいはず。いや、たぶん俺が知らないだけでそんな人もいるんでしょうけど、もっとたくさんいてもいいはず。そんな遊び方をしていきたいです。

クラクラにはまだ関わりますが、ひとまずの区切りとしてこの場を借りてお伝えさせていただきました。引き続き、今後ともよろしくお願いいたします。